・土地の適正価格を知る
土地の価格は、国や地方自治体が税金や公的な土地の購入の際の根拠となる価格として、その土地の性質、売り主買い主の事情、経済動向、為替、株価、失業率など、さまざまな経済的・社会的な状況の影響を受けながら緻密な計算により決定されています。
しかし、不動産会社の広告などの土地価格や近隣の方の土地購入の情報が、適正な価格かどうかの判断は非常に難しいです。
特に、広告などの土地の価格は、売り主の希望などがあるため、売り主にとっての適正価格と買い主にとっての適正価格には差があることも多いです。
そこで、私たちは、その土地の価格が適正かどうかを、土地の路線価格、公示価格と基準地価を利用し、近隣地域の取引事情を参考にしながら、実際の土地をみて、現状での利用を加味した形での土地の価格を検討し、報告を行います。
例1)気に入った土地があるが、古家付きであり、新築するには取り壊す必要がある場
合、取り壊しにかかる費用を考慮した価格かどうか?
例2)土地を見つけたが、傾斜面(法面)があり、隣との境界に何もなく、擁壁などが
必要と思われる場合、擁壁をしないと利用できないが、その価格を含めて、適正
な価格か?
例3)土地を見つけたが、敷地がどこまであるか境界が不明確である場合、後の境界確定
と地積測量を行う必要があるが、それらの費用を考慮した価格として適正か?
上記のように、さまざまな条件を考慮し、土地価格の適正を判断し、ご報告致します。
※注意!!
土地そのものの価格の適正については、不動産鑑定士の資格を持った者が判断します。
ここで説明する価格については、住まい手の予算や希望との関係による判断を意味します。