今回は、2枚目から順に説明しましょう。


まず 全体を見て頂くと、グラフの様になっていて、壁の配置が座標で示されている事が


見て取れると思います。


具体的には、ここを見て頂くと、


W7(1.6) と記載されています。


この W7 が壁一枚一枚に名前を付けている名前を意味しています。


そして、(  )書きされている数値が、その壁が持っている 「壁強さ倍率」 (壁の強さ)の合計を


意味しています。


次に、建物の図面を見て頂くと、建物に対して大きく太い点線が井桁状に引かれているのが


分かると思います。


これは、建物の総長の4分の1外側を領域分けする為の線です。


その線より上を領域 a


その線より下を領域 b


その線より左を領域イ


その線より右を領域ロ


という感じで領域を分けて、その領域の面積当たりの強さを、上下、左右で比較し、


建物のバランスを見ています。


建物は地震の際、建物のバランスに応じて回転するように揺すられる事が多い事が分かっています。


建物の強い方を支点として、弱い方が大きく揺すられるのです。


そこで、領域をわけて、それぞれのバランスをとり、破壊する力が弱点に集中する事をさけるのです。


そこで、領域a は領域b 側を支点として揺れた時に支える壁


領域b は 領域a 側を支点として揺れた時に支える壁、


領域イ は領域ロ 側を支点として揺れた時に支える壁、


領域ロ は領域イ 側を支点として揺れた時に支える壁、


という事です。これらお互いのバランスがよくないと破壊が集中する弱点があるという事になります。


これらは、後に出てくる、「6.耐力要素の配置等による低減係数」 の部分で詳しくお伝えします。


これらの事は、1階だけでなく2階も同様に考えます。




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支点

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「一般診断法」のよる簡易耐震診断の報告書の読み取り方を説明するコーナーです。

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