22・吉野杉の梁を取り付けました
Complete No.007
耐震診断編
耐震補強設計編
耐震改修工事編
今回は、増築部分の軸組を組んで、吉野杉の梁を取り付けるところのレポートです。
この辺りの工事は、一気に進むので、急に進んだように見えますが、
本当にあっという間に屋根の下地までを作り上げます。やはり、ここまで進むと材料を濡らしたくないので
雨との戦いになります。
ですから、雨仕舞までは大工さんの人数を増やして、一気に仕上げていきます。
今日は大工さん3人とボクです。
設計者として大工さんに指示を出しながら、ボクはそのお手伝いと材料の手配などを行います。
建物概要 木造2階建て
屋根:淡路瓦桟葺き
外壁:ラスモルタル刷毛引きの上、
ベルアート、キャニオンローラー仕上げ
内部:フロアー 吉野桧、吉野杉
壁 クロス仕上げ
今回の屋根の特徴は、この断熱材にあります。
旭ファイバーグラスの協力で、屋根断熱の新しい工法を採用する事になりました。従来では屋根の下で天井裏に断熱材を入れていたのですが、この工法では、屋根の垂木の上にアルミの貼った断熱材の上にもう一度垂木をはわして空気層を取って野地板を張るというものです。
専門的になりましたが、屋根裏収納が厚くなりにくく、空気層があるので蒸れる事無く野地板が長持ちするという事です。
朝から吉野杉の梁を取り付け、一気に屋根の下地まで施工しました。
吉野杉の梁(青い養生シートで覆われている)
義父と義姉が遊びに来てくれました。
小屋裏収納になるところで記念撮影!
通常では屋根の高さなので、怖がると思うのですが、結構みんな平気みたいでした。
義姉(おおらか)
イェ〜イ!
妻(完全に楽しんでる!)
イェ〜イ!
長らく住んできたが、思わぬ景色ににんまり
義父(高いので若干緊張している)
今まで、進むようで進まない、地味な仕事ばかりだったので、今日一日で一気に進んで、みんなビックリ!
3時にお茶を頂きながら、住まいづくりの話に花が咲きます。
一生のうちで、住まいづくりに関わる経験は何度もできるわけではないので、楽しんで頂けると幸いですね。
次回は、 23・ 耐震改修工事 です。
住まいの設計は 一級建築士事務所 Hirano S-A Laboratory 〒630-0243 奈良県生駒市俵口町950-1-203 URL : http://www.hirano-s-a-labo.com e-mail : tomohisa@hirano-s-a-labo.com
トップ>住宅・建築WORKS>Complete No.007 奈良県生駒市S邸「木、香るフクロウの家」>Complete No.007-22・吉野杉の梁を取り付けました
Complete No.007 奈良県 生駒市 S邸 「木、香るフクロウの家」
・耐震診断 耐震改修 設計/施工 ナチュラルモダン 無垢材 吉野杉 吉野桧 淡路瓦
特徴:吉野杉、吉野桧をふんだんに用いた住まい。新築のようであるが、実は耐震改修
を行ったリフォーム物件! 平成20年度生駒市耐震改修事例集.pdf 掲載」