23 ・ 耐震改修工事

Complete No.007

耐震診断編

耐震補強設計編

耐震改修工事編

前回までは、木造の構造体が組み上がっていく事に関して、レポートしてきましたが、


今回は、その建物を支える構造の耐震改修についてレポートしていきます。


右の写真は、既にレポートしてきた蟻害(シロアリ)の修復写真です。


在来工法のタイルでできたトイレの部分は、やはり土台が蟻害(シロアリ)にあっており、


そのまま放置するわけにはいかないので、土台を交換する事になリます。


基礎内部にコンクリートを打設したので、コンクリートの上に幅広い木を置いて、


油圧ジャッキで家を少しだけ持ち上げます。


柱にかかる加重を無くしてあげて、土台を交換します。


土台には柱のホゾが差し込まれているので、ホゾは切らざるを得ません。


そこで、土台を交換した場合は、耐震上必要の無い部分であっても、金物で補強します。



二枚目の写真を見て頂くと、耐震補強の金物の取付がよくわかると思います。


耐震改修では、主に壁の中に筋交を入れたり、構造用合板を張ったりしますが、


その前提として、柱の上下や筋交の端部には金物で補強をする必要があります。


今回のように外壁も無い状況で施工する場合は、基本的には外部側から補強を行うことが多いです。


この金物の取り付け方にもたくさんの決まりがあって、ややこしいので、チェックが欠かせません。






次回は、耐震改修工事編の 24・ 屋根工事  です。

建物概要  木造2階建て

        屋根:淡路瓦桟葺き

        外壁:ラスモルタル刷毛引きの上、

        ベルアート、キャニオンローラー仕上げ

        内部:フロアー 吉野桧、吉野杉

            壁     クロス仕上げ

蟻害(シロアリの食害)を受けた土台の交換を行いました。柱と土台は、金物でしっかりと補強します。

既存の柱

新しい土台(桧)

金物で補強

既存の木造の部分に筋交をいれました。

筋交金物

柱の上下の金物

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Complete No.007 奈良県 生駒市 S邸 「木、香るフクロウの家」


・耐震診断 耐震改修 設計/施工 ナチュラルモダン 無垢材 吉野杉 吉野桧 淡路瓦


特徴:吉野杉、吉野桧をふんだんに用いた住まい。新築のようであるが、実は耐震改修

    を行ったリフォーム物件!  平成20年度生駒市耐震改修事例集.pdf 掲載」