24 ・ 屋根工事
Complete No.007
耐震診断編
耐震補強設計編
耐震改修工事編
今回は、屋根工事についてレポート致します。
今回のお住まいは、屋根に淡路のいぶし瓦(和型)を採用しました。
工事は佐村木瓦工業所さんで、瓦の制作は谷池瓦産業さんです。
今回は屋根の重量を極力軽くするため、桟葺きとしました。
桟葺きにする事で、屋根にのせる土が軒先と両袖、壁際、棟だけになりますので、
かなりの軽量化になります。
右の写真がその桟葺きの下地の状態です。
この杉でできた桟に瓦の爪を引っ掛けて、ステンレスの釘で止める事で、ずれる事の無い瓦屋根を
構成します。
そして、二枚目の写真は、瓦の一文字部分の加工です。
この加工を行うことで、一文字瓦が一枚一枚きれいに並び、抜群の見栄えが出来上がります。
通常の瓦の軒先にある丸い「まんじゅう」はこの加工を必要としません。
よって、一文字の方がある意味「高級な」仕上げとなりますね。
次回は、耐震改修工事編の 25・ 左官工事 です。
建物概要 木造2階建て
屋根:淡路瓦桟葺き
外壁:ラスモルタル刷毛引きの上、
ベルアート、キャニオンローラー仕上げ
内部:フロアー 吉野桧、吉野杉
壁 クロス仕上げ
縦桟
横桟
瓦屋根の桟葺きの下地写真
軒先の一文字瓦の接合部の加工
瓦と瓦の隙間がほとんどないように加工している(職人のウデが問われる)
棟の素丸瓦の施工 巴にフクロウの特注瓦
これが、例の特注フクロウ瓦。
これが屋根の棟の鼻先に取り付けられます。
巴瓦(ともえかわら)といいます。
手に取ってみて見ると、意外に大きいのですが、
屋根に取り付けられるとそんなに大きくなく、ベストなサイズでした。
この住まいに合計5つ取り付けました。
お父さんも満足そうです!
住まいの設計は 一級建築士事務所 Hirano S-A Laboratory 〒630-0243 奈良県生駒市俵口町950-1-203 URL : http://www.hirano-s-a-labo.com e-mail : tomohisa@hirano-s-a-labo.com
トップ>住宅・建築WORKS>Complete No.007 奈良県生駒市S邸「木、香るフクロウの家」>Complete No.007-24・屋根工事
Complete No.007 奈良県 生駒市 S邸 「木、香るフクロウの家」
・耐震診断 耐震改修 設計/施工 ナチュラルモダン 無垢材 吉野杉 吉野桧 淡路瓦
特徴:吉野杉、吉野桧をふんだんに用いた住まい。新築のようであるが、実は耐震改修
を行ったリフォーム物件! 平成20年度生駒市耐震改修事例集.pdf 掲載」