Complete No.004
土地探し編
設計編
施工編
06・契約を前に、土地の調査
今回は、先日の突然の土地決定に、万全の体制で契約して頂く為に、土地に関する調査をレポートします。
土地に関する調査は、本当に様々ありますが、まず、役所に行って、過去のその地域の状態を確認します。
特に、今回の敷地は、大幅な造成工事が行われた地域ですので、地山の状態の確認は非常に大切です。
地盤の調査は、購入前にさせて頂く事はなかなかできないため、過去の地図で確認します。
また、その地位域をまわり、工事中の状態の物件をみてまわり、基礎の状況を確認します。
地盤の強度が低くて、地盤改良や杭基礎などが必要になると、
５０万円から１５０万円くらいの出費が必要となるので、そこは押さえておきたいポイントです。
また、役所をまわったついでに、その地域の法令や条例、協定などを調べます。
今回は、特に気になる様な事はありませんでしたが、
大規模開発地で、まだ仮換地の状態だったので、許可申請が必要で、設計してから建築確認申請を
行うまでに、２重の許可申請が必要となり、その分着工までに時間がかかる事と、
地区計画が定められているため、外観に関するデザインが一部拘束される事がある事が分かりました。
この点については、すぐに住まい手さんに会いに行き、説明をさせて頂きました。
その他には特に制限がありませんので、ご安心頂けました。
今回は、この地域での地区計画の事について、少し触れておこうと思います。
地区計画とは、地域の建築計画について、一定のルールをあらかじめ定める事により、
その地域の景観や環境に一定の統一感を与え、より良い街づくりを行う為に定められたルールです。
一応、法律なので、守らなければなりません。
この地域では、建物の高さの制限や建物の外壁の後退距離、そして外周部に設けられる垣根や柵の
形状などが定められていました。
最近は、この垣根や柵の部分に関して、計画が定められている地域は多いです。
理由は、やはり空き巣など不審者が敷地内で容易に隠れる事ができないように、
見えるデザインにしましょう。という事ですね。それも、みんなで防犯意識を高める事で、
良い街づくりができるからだと思います。
次回は、07・ 銀行の決済に同行 です。
住まいの設計は 一級建築士事務所 Hirano S-A Laboratory 〒630-0243 奈良県生駒市俵口町950-1-203 URL : http://www.hirano-s-a-labo.com e-mail : tomohisa@hirano-s-a-labo.com
建物概要 木造２階建て
屋根：スレート葺き
外壁：ラスモルタル刷毛引きの上、
圭砂入パレットくし引き仕上げ
内部：フロアー ジュエリアート
壁 クロス仕上げ
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Complete No.004 京都府 木津川市 N邸 「時節、うつろう家」
・土地探し 新築 設計/施工 有機的 スタイリッシュモダン 外壁左官くし引き
特徴：この住宅の最大の売りはなんと言っても外壁！！季節ごとの日々の移ろいと時間
の経過を楽しめる左官によるくし引き仕上げ！最高です！
