今回は、基本設計の最初の段階をレポート致します。
前回までに、敷地の法規制や地域の地区計画などを調べていますので、
ここからは、基本的な設計作業に入ります。
まず、ボクがいつもやる事は、敷地のボリュームをCADで書き、そこに法規制などの必要な情報を
書き込んで、建築可能な範囲を特定します。
そして、外壁後退距離などの法規制いっぱいでの斜線制限の情報などを計算しておきます。
オフィスビルなどでない限り、敷地の制限ぎりぎりの設計はしないので、
情報を整理し、ゾーニングを開始します。
この段階では、まだ住まい手の細かい情報は反映していません。
あくまでも、敷地の可能性を整理する事で、その後の設計に役立てる為の下準備です。
そして、今まで知っている限りの住まい手さんの希望を入れた基本設計を始めます。
住まい手との一回目の打合せのたたき台とする為の設計なので、本当にたのしい時間です。
まだ、具体的に細かい要望を聞いていない段階は、ある意味、趣味のように
様々な空間としての楽しさや、敷地を利用したおもしろ提案をひたすら考えます。
だいたい、5つくらいのプランを作成して次回の打合せに望みます。
次回は、 09・ 初めての設計の打合せ です。