Complete No.017
建物概要 木造2階建て
屋根:いぶし瓦土葺き
外壁:ラスモルタル刷毛引きの上、
スキン吹き付けクリア仕上げ
内部:フロアー ライブナチュラル
壁 クロス仕上げ
耐震診断編
耐震補強設計編
耐震改修工事編
住まいの設計は 一級建築士事務所 Hirano S-A Laboratory 〒630-0243 奈良県生駒市俵口町950-1-203 URL : http://www.hirano-s-a-labo.com e-mail : tomohisa@hirano-s-a-labo.com
18・ 浴室工事
今回は、 浴室工事 をレポートします。
無事に和室の耐震補強工事を終えた後、和室の聚落の塗り直しをしている間に、
浴室、洗面所の工事へ進みました。
ここからは、浴室の解体工事から、耐震補強工事までを写真で順にレポートします。
トップ>住宅・建築WORKS>Complete No.017 奈良県生駒市A邸>Complete No.017-18・浴室工事
Complete No.017 奈良県 生駒市 A邸
・耐震診断 耐震改修 設計/施工 次世代省エネ基準級断熱 家具デザイン
特徴:耐震診断から耐震改修までご依頼頂いたお住まい。リフォームでありながら
次世代省エネ基準級の高断熱設計をさせて頂き、食器棚もデザインしました。
解体工事前の浴室の写真。新しいカワックが設置されており、壊すのがもったいない様なキレイな浴室ですが、在来工法のタイルでできた浴室で、耐震診断の時には、壁の腰下がコンクリートブロックでできていると判断しています。
解体工事中の写真です。耐震診断時にはコンクリートブロックであると思われていた腰下の壁が、鉄筋コンクリートの基礎の一部である事がわかります。コンクリートブロックの場合は基礎の上端まで取り除いて、土台を敷き直し、木造の軸組(骨組み)を施工し直す必要がありますが、今回はその必要が無くなりました。
①
②
③
解体工事中の写真です。浴室の解体が終了しました。場所を水道屋さんに譲り、システムバスルーム用の配管工事を完了して頂きました。システムバスルームの基礎はコンクリートの土間でなければならない為、この上にメッシュ鉄筋を敷いてコンクリートを打設します。
基礎の鉄筋が露出しています。これで基礎の鉄筋の種類や配筋がよくわかります。
浴槽はこの部分を取り除かないと外す事ができないので、その準備をしている。
姿が見えるのは、棟梁の父です。
白い配管がお湯、紺色の配管が水の配管です。既存の基礎の位置よりも浴室が広くなるので、破砕して取り除いた基礎は土間コンクリートに埋め込まれる。
既存の基礎
今回の浴室はこのラインまで広くなる。
④
筋交いによる耐震補強工事が終了した写真です。
当社では、基本的に耐震補強部分については、写真ボードを設置し、決められた方法で写真をすべての金物が写る様に撮影しています。それらの写真は、設計監理報告書で報告させて頂いております。
耐震補強部分に構造用合板を施工した写真です。構造用合板は、規定されたN50釘で、150mmピッチ以内に釘が打ち込まれているか、また、くぎの頭がめり込みすぎていないかなどをチェックします。
⑤
今回は、浴室部分の耐震改修工事などを記載させて頂きました。
今回の様に、耐力を求める耐震補強部分にコンクリートブロックが無い場合は、
比較的工事の進行が早く、約10日程度で浴室が使用可能になりますが、
木造の軸組を新たに追加していく場合は約2週間ほど施工にかかる事もありますので、
長めに工事期間を頂いております。
次回は、 19・ 和室の聚落壁 です。