Complete No.017
建物概要 木造2階建て
屋根:いぶし瓦土葺き
外壁:ラスモルタル刷毛引きの上、
スキン吹き付けクリア仕上げ
内部:フロアー ライブナチュラル
壁 クロス仕上げ
耐震診断編
耐震補強設計編
耐震改修工事編
住まいの設計は 一級建築士事務所 Hirano S-A Laboratory 〒630-0243 奈良県生駒市俵口町950-1-203 URL : http://www.hirano-s-a-labo.com e-mail : tomohisa@hirano-s-a-labo.com
23・ 内装工事
今回は、 内装工事(1) をレポートします。
今回の内装工事では、断熱材の事について一緒に見ていきましょう。
右の写真は、床下の断熱材を施工した上に剛床を施工している場面です。
単なるリフォームや部分的な耐震改修工事では床をすべてめくる必要はありませんので、
右の写真の様に基礎が見える様な事はありませんが、
今回の工事では、断熱性能を次世代省エネ基準に適合できるほどの性能を得る事と、
床のレベル差を無くして完全にバリアフリーを目指す事が目的となる為、すべての床を撤去しました。
その上で、大引の間に高性能グラスウールで出来たアクリアUボードピンレスを施工しました。
床下地は、根太が必要ない剛床を採用しました。(床鳴りの可能性も格段に低いです)
今回は特に、床暖房を設置する事になっているので、床下に熱が少しでも逃げない様に
する事が大切ですので、断熱補強は必修です。
また、現在の地球環境やエコロジーの面、さらに空調費用などをトータルで考えると、
断熱性能はやはり高くする事が望ましいと思います。
断熱性能と価格、結露を含めた熱環境と換気をトータルで満たすことが大切なので、
現在、数多くの商品の中から選ばれる物が限られてきている様に思います。
次回は、 24・ 外部工事 です。
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Complete No.017 奈良県 生駒市 A邸
・耐震診断 耐震改修 設計/施工 次世代省エネ基準級断熱 家具デザイン
特徴:耐震診断から耐震改修までご依頼頂いたお住まい。リフォームでありながら
次世代省エネ基準級の高断熱設計をさせて頂き、食器棚もデザインしました。
床断熱工事と床下地工事を行なっています。
白く見える物が高性能グラスウールのアクリアUボードピンレスです。グラスウールの下には布織布があり、それをタッカーで大引に固定します。この断熱材は、施工性がよく、結露などの心配も無い為、よく採用します。断熱性能も抜群です!
Complete No.007 でも登場の大工さんの竹山さん。ウデはバッチリです!
旭ファイバーグラスの アクリアUボードピンレス
剛床
大引
大引
旭ファイバーグラスの アクリアUボードピンレス
剛床
耐力壁
キッチンの設置位置なので、配管が出ている。
この剛床の上に仮設キッチンを置く事で、 仮利用が出来る様に配慮。