Complete No.017
建物概要 木造2階建て
屋根:いぶし瓦土葺き
外壁:ラスモルタル刷毛引きの上、
スキン吹き付けクリア仕上げ
内部:フロアー ライブナチュラル
壁 クロス仕上げ
耐震診断編
耐震補強設計編
耐震改修工事編
住まいの設計は 一級建築士事務所 Hirano S-A Laboratory 〒630-0243 奈良県生駒市俵口町950-1-203 URL : http://www.hirano-s-a-labo.com e-mail : tomohisa@hirano-s-a-labo.com
05・ 耐震診断報告書を説明に行きました
今回は、耐震診断報告書を説明に行きました をレポートします。
前回に、耐震診断報告書を説明する場合の心構え的なものを記載ましたが、
今回は、実際にお住まいにお伺いして、説明をします。
耐震診断報告書の読み取り方は、他のページに任せるとして、(耐震診断報告書の読み取り方はコチラ!)
今回のポイントとなる部分を説明します。
まずは、建物概要です。ここでは、建物の敷地と建物の構造を説明します。
ここで、ポイントとなるのは、建物の重量が重いほど、建物を支える力がたくさん必要となることです。
地震時に建物が受ける地震力=建物の重量×地盤の加速度
である事をご理解頂きたいのです。要するに、できれば軽い方が良いということです。
次に、間取りのぶぶんを説明します。
ここでは、間取り図から部材リストが読み取れる事と、かつ、4分の1分割法をご理解頂きたいです。
間取りから、建物のバランスが大切である事を説明します。
つまり、
建物の耐震性=建物の強さ×建物のバランス×建物の劣化度
です。これらをゆっくりと説明させて頂きました。だいたい、これらの説明で約30分程度かかります。
その後、ご質問をお伺いする前に、もうひとつ大切な部分をご説明します。
それは、建築基準法の改正です。
耐震診断を行なうと、必ずと言っていいほど、良くない数値が出てきます。
それは、大きな地震の度に建築基準法が改正され、強化されてきた事が理由であるということです。
右の表を見て頂くと、その事が説明されています。
これらの説明をして、その後、ご質問をお伺いします。
そして、耐震改修の補助金制度の説明や、住宅エコポイント、エコポイントならプラス
の説明をしました。
そして、最後に、Aさんより耐震改修へ進みたいとのご要望を頂きました。
次回は、 06・ 耐震改修設計のご依頼を頂きました です。
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Complete No.017 奈良県 生駒市 A邸
・耐震診断 耐震改修 設計/施工 次世代省エネ基準級断熱 家具デザイン
特徴:耐震診断から耐震改修までご依頼頂いたお住まい。リフォームでありながら
次世代省エネ基準級の高断熱設計をさせて頂き、食器棚もデザインしました。
非常に重い建物(屋根仕様:土葺き瓦屋根 壁仕様:ラスモルタル+ボード内壁)と記載されています。ここの重量が軽い方が耐震的には有利となる。
大建工業株式会社 ダイライト耐震壁 かべ大将 リーフレットより抜粋