Complete No.017
建物概要 木造2階建て
屋根:いぶし瓦土葺き
外壁:ラスモルタル刷毛引きの上、
スキン吹き付けクリア仕上げ
内部:フロアー ライブナチュラル
壁 クロス仕上げ
耐震診断編
耐震補強設計編
耐震改修工事編
住まいの設計は 一級建築士事務所 Hirano S-A Laboratory 〒630-0243 奈良県生駒市俵口町950-1-203 URL : http://www.hirano-s-a-labo.com e-mail : tomohisa@hirano-s-a-labo.com
26・ 内装工事完了
今回は、 内装工事完了 をレポートします。
予定とおり、内装の工事がほぼ終わりました。
後少しだけ電気工事が残っていますが、コンセント部分の取り付けなどだけです。
すっかり部屋らしくなり、壁の色合いも以前の状態と比べると白い物を選んでいる事もあり、
非常に明るい印象です。少し明るめの照明計画をしていましたので、特にそう感じるのかもしれません。
また、今回はLEDのダウンライトに初挑戦したのですが、思いのほか明るいので助かりました。
当初はLED電球は、光の方向性が狭く、光の拡散が少ないので、部屋全体を明るくする事は
ダウンライトのみではどうかと思い、主照明を計画したのですが、実際にはLEDダウンライトのみで
十分に明るいです。夜でも全く問題ないと思います。
今回の内装工事で特に手間がかかったのは、リビングとダイニングを仕切るための建具枠の設置です。
床から天井までの高さの建具三枚で空間を仕切るため、部屋の仕上がり幅よりも広い建具枠を設置
する事になります。さすがに部屋の中では作業が出来ないため、道路に養生シートを敷いて
そこで建具枠を組立てて搬入する事になりました。
現場で別々に取り付ける方法もありますが、建具が動いて枠に衝突する衝撃で隙間が出来る可能性を
考えると、確実な方法は組立ててからの方が良いと判断しました。
仕上がってしまうと、何て言うこともなく見える天井までの建具ですが、職人さんのウデや知恵などが
住まいにはたくさん詰まっています。
次回は、 27・ 聚落壁にカビが... です。
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Complete No.017 奈良県 生駒市 A邸
・耐震診断 耐震改修 設計/施工 次世代省エネ基準級断熱 家具デザイン
特徴:耐震診断から耐震改修までご依頼頂いたお住まい。リフォームでありながら
次世代省エネ基準級の高断熱設計をさせて頂き、食器棚もデザインしました。
システムキッチンがキレイに納まりました。左にちょこっと見えているのは冷蔵庫です。その奥には、現在製作中のカップボードが設置されます。
キッチンも廻りの雰囲気になじんでおり、本当にキレイですね。私は、設計者として、今回の様に廻りの雰囲気になじむ物か逆にアクセントになる様なキレイな色でシステムキッチンを計画するのが好きです。
全体の壁や天井の色が白くなりましたので、非常に明るい雰囲気になりました。特にリビングは、壁の色が、現在はまっている建具の色でしたので、かなり雰囲気が変わりました。LDKが一体となった雰囲気ですので、若干広く感じますね。
Complete No.17-20 を見て頂くとわかりますが、垂れ壁が無くなっただけで、非常にすっきりとした雰囲気になります。また、以前と同じ様な使用に備えて天井までの建具で仕切る事も出来る様に計画していますので、空間を広く使ったり、簡易に仕切ったりと使用のバリエーションが増えます。
住まいは、いろいろな場面での使用が考えられますので、それに対応できるフレキシビリティーを残しておく事も大切ですね。